hossyのドイツ田舎暮らし

好きな場所で働き暮らす!ドイツの田舎暮らしをつづったブログです。

ライプツィヒの外人局でフリーランスビザを申請して、玉砕した第一回目のはなし。準備編。

こんにちは。hossyです。

流れ流れに身をまかせ、ドイツに帰国後すぐに、ライプツィヒの外人局にビザ申請に行ってきました。

ベルリンでのビザ申請の情報はたくさんあるけれど、場所が変われば状況も異なり、もちろん担当の人次第なところも大いにあるようですが、 結論としてライプツィヒのビザ申請は思っていたのとは全然違いました。

まず、予約を取るのは簡単です。ベルリンでは数ヶ月待ちだとか、予約を取るために早朝から数時間並んで…という情報を見かけますが、ライプツィヒは夕方にフォカッチャ食べながら行って、1時間も待たずに入れて、2週間後くらいには申請日を予約してくれました。

予約した時の話は、また後日。

ここではフリーランスビザの申請当日のお話をします。 まずは必要な書類。ライプツィヒの外人局の人に持ってくるように言われた書類は、以下でした。

(1)Formulare:

・Antragsformular =申請書(緑の用紙) ・Darstellung der freiberuflichen Tätigkeit= 自分の商売の説明(別紙)

(2)Dokumente:

・Reisepass = パスポート ・Nachweise Lebensunterhaltssicherung:  -Vertragsangebote = 契約のオファー  -Honorarverträge = 契約の報酬 ⇒請求書など  -Einkommensteuerbescheide = 所得税の書類  -tabellarische Einkommens-/Einnahmenübersicht = 売り上げ、利益の図表 ・Rechnungen/Kontoauszüge = 料金や口座の報告 ・aktuelle Bestätigung der Krankenkasse = 健康保険の検証 ・aktueller Mietvertrag = 賃貸契約 ・Passfoto = パスポート用の写真 

…これだけ言われても全然分かりませんねw ドイツ人に翻訳してもらって、さらに説明までしてもらっても、全然何を用意したらいいか分かりませんでした。 簡単に言うと、パスポートや健康保険などの必要書類の他、「自分の商売のビジネスプラン(別紙でわたしてくれました)、契約書などのオファーの証明、実際の収入の証明」などを持ってきてね。ということです。

そして別紙でもらった、ビジネスプランについての説明の書類の項目はこんな感じ。

(3)

・Bezeichnung der Tätigkeit = 活動や仕事の名前 ・Ausführliche Beschreibung der Tätigkeit = 活動や仕事の説明

・Können Sie bereits gewerbliche/berufliche Erfahrung vorweisen?  = 何か活動や仕事の経験ありますか?

・Haben Sie bereits zuvor (z.B. in Ihrem Heimatland) die oben genannte Tätigkeit ausgeübt?     = 母国でその仕事やった事ありますか?

・Wie hoch waren zuletzt Ihre monatlichen Einkünfte?     = 最近、一か月いくら所得できた?

・Welchen Preis veranschlagen Sie pro Stunde / Werk / Auftritt?     = 一時間いくら?(ライターは関係ない。歌手とか、これが大事)

・Mit welchen (monatlichen) Einnahmen rechnen Sie in den kommenden drei Jahren (in Euro)?     = これからの三年間、一か月の売り上げどれぐらいできる?

・Mit welchen (monatlichen) Einnahmen rechnen Sie in den kommenden drei Jahren (in Euro)?     = これからの三年間、一か月の利益どれぐらいできる?

・Wie lange beabsichtigen Sie sich insgesamt in Deutschland niederzulassen/aufzuhalten?     = いつまでドイツにいるつもり?

つまり、自分はこんな商売をやってますよ。っていうことを説明して、その証明になるドキュメントを一緒に提出してね、ってことだとわたしは理解しました。

具体的に何を用意した?

 

わたしが用意した書類と、気をつけたことは以下です。 (1)の書類は、予約の時のもらった用紙なので記入して持っていくだけです。 (2)で分かりにくいのは、 ・Nachweise Lebensunterhaltssicherung:のところだと思います。これは、あれば持ってきてねってことだったので、なければ持っていかなくて大丈夫だそうです。

-Vertragsangebote = 契約のオファー →わたしは契約書を用意しました。

-Honorarverträge = 契約の報酬 →わたしは、銀行の入出金明細、直近の請求書を用意しました。

-Einkommensteuerbescheide = 所得税の書類 →これはドイツの税金の書類らしいので、ワーホリなどで前年の書類があれば持っていけますが、わたしはもちろんありません!

-tabellarische Einkommens-/Einnahmenübersicht = 売り上げ、利益の図表 →わたしは月ごとの収入を、エクセルで簡単な表とグラフで作りました。

それから一番大変なのは、(3)のビジネスプランでしょう。これは自由書式なので、もっと自分で説明したいことがあれば、何のフォーマットで作って来ても大丈夫だそうです。わたしはこの用紙にあった項目に沿って、A4 用紙3枚くらいのビジネスプランを、ドイツ語、日本語(自分用)でそれぞれ作りました。 今のライターで書いてるメディアや、今の仕事に関係する、日本でこれまでやってきた仕事だったり、経験を自分の頭の中の整理もこめてまとめました。 これからの収益については、本当にこれからなのでもう想像するしかありません。 「だって分かるはずないじゃない。どの起業家も会社も、みんな想像だよ。」ってコンサルの先生に教えていただいたので、一生懸命どう仕事してどう稼いで、、っていうのを想像し、数字にしました。

この書類を用意するだけでも、すごくすごく、大変でした…。 ドイツ語がまったく分からないので、日本語ペラペラの、神様みたいなドイツ人の友人に翻訳&解説してもらい、わたしのつたないビジネスプランを、しっかりとしたドイツ語ドキュメントに作り変えてもらいました…。 感謝しすぎて未だにどう感謝したらいいのか分からないくらい本当に有り難かったです。

彼はもっと翻訳のサポートをしたいそうなので、「日本語ペラペラなドイツ人の翻訳サービス(hossyの日本語サポート付き)はじめました。 わたしが作ったA4のビジネスプランくらいなら、1枚1,000円くらいからと、破格です。(ちなみに英語もOK!) サポートが必要な方は是非連絡ください!一緒にがんばりましょう。

それでは長くなったので、外人局当日編はまた次回に。