hossyのドイツ田舎暮らし

好きな場所で働き暮らす!ドイツの田舎暮らしをつづったブログです。

ライプツィヒの外人局でフリーランスビザを申請して、玉砕した第一回目のはなし。当日編。

こんにちは。hossyです。

前回の準備編の続きです。 山盛りの資料を外人局に行くギリギリ数分前まで準備して、いざ、出動です。

本当に、こんな感じの鋭い目がこわい。。

 

わたしは日本語ペラペラのドイツ人、リオちゃんが一緒についてきてくれました。予約の時に英語できるお姉さんにつないでもらっていたけど、英語も自信ないので、本当に助かりました。涙

予約時間の20分前くらいに部屋に着いて、近くにある待合室みたなところで時間まで待ちました。わたしは不安とドキドキとで「怖いよー怖いよー」って言ってたのですが、横でリオちゃんは「大丈夫よー」といってお菓子をむしゃむしゃ食べていて、それにだいぶ和んで、この段階で既に1人じゃなくて本当に良かったと思っていました。

そして時間の5分前。予約したお姉さんの部屋をノックします。 …誰も出ない。でも勝手に開けるのもな、、とさらに強く、リオちゃんがノック。開けてくれました。

わたしは良い印象になるように、「Guten Tag!」だけ元気に言おうね!と言われていたので、そこに全力を投じて、あとはリオちゃんが挨拶から自然にお姉さんとドイツ語で話し始め、全てドイツ語でこの時間、スタートです。

フリーランスビザが欲しいのよね?書類持ってきてる?見せて」

と言われ、前日にまた、良い印象になるようにと、新しいファイルを買って全部クリップでとめて、せっせと取り組んだたくさんの書類を出しました。 それをチェックするお姉さんの表情の雲行きが、みるみるあやしくなって行き…。。あれ?あんなに優しそうなお姉さんだったのに、眉間のしわが、ものすごいことになっているぜ。。

 

ちなみにわたしは日本の契約書に、案件と金額のところに、付箋で英語訳をつけていったのですが。「日本語!」と言っていたので、恐らく書類は全て、翻訳していった方がよさそうです。 これはドイツ人の友人に以前メールでお姉さんに確認してもらったのですが、「翻訳が必要な書類はこちらから言うから大丈夫」って言われたそうで、本当に大丈夫なんだろうかと思いながら、せめて分かりやすいようにと付箋を貼ったのですが、どうやら全然ダメみたいでした。

 

わたしのライターの契約書で1つだけ、英語と日本語の両方がある契約書があり、(契約書できててよかった…!汗)お姉さんはそこに一点集中。

 

でも、1記事につき、報酬●●●yenという記載になっていて、「こんなのじゃダメよ!」とのこと。ついには舌打ちも!?

リオちゃんからもひたすら、将来のproofが必要って言われて、例えば、 「お金は少なくてもいいから、毎月固定の収入がもらえる」 とか 「記事を書けば収入があるんじゃなくて、パブリックされたらお金がもらえる。良い記事を書けばパブリックされますね?じゃあ、そのことの記載が必要。」とか。

いやいやいやいや、、。 将来の保証なんか何っにもないのが、フリーランスってもんだぜ?!! 記事1ついくらっていう契約書に、良い記事書いたらお金払いますって意味はもちろん含んでの記載だと思うんですけど。。

ってリオちゃんに日本語で言ってみたけれど、「ドイツの書類は細かい」んだって。 また他の方のブログで、「ビジネスプランとかはあんまり見られず、ひたすら保険のことについて聞かれた。」というのを見たので、保険の書類は全部印刷していったら、 「…全部持ってこなくていいのに。」って鼻で笑われ?!

そういう書類関係は必要な分だけをサクサクっとピックアップしていって、わたしの場合はひたすら、ビジネスのお金の保証についてのお話でした。。 ちなみにこんなお仕事したよ、っていうポートフォリオはチラリとも見てくれませんでした。銀行口座の入出金の明細も、特に見ず。日本語(英語の付箋付き)だったからかもですが…。 あとは、なぜドイツ?とは聞かれました。もちろんここに住んで、ドイツ語もこれから勉強していって、ドイツのクライアントとも仕事をしていきたい。って普通のことを言ったんだけど、それ以上は何も言われなかったです。

 

しかし結構ビジネスのアイデア作り込んで行ったつもりだったので、意気消沈。 もちろん一発でビザもらえるとは思ってなかったけれど、これだけ色んな人が協力してくれて、もしやという期待もわずかながら芽生えてはいたのでした。

…また来ます。 という方向に話が進んだら、「写真は持ってる?」とお姉さん。 駅の証明写真機で苦戦して撮った写真を差し出すと、パチパチと何か書類を作り始めます。 「130ユーロ払って戻って来て」って言われて、お金を払いに行きます。 おお?!何だ?!!ってちょっと期待が生まれながらも、お金を払う間中、玉砕した胸の内をひたすらリオちゃんにツラツラと喋り続けました。ごめんよリオちゃん。励ましてくれてありがとう。

 

そしてお金を払って部屋に行くと、三つ折りのカードみたいなものをもらえました。 「110ユーロ(だったと思う)は、1年間以上のビザのお金。20ユーロはこのカードの発行手数料。」とのこと。 え?!!!と思ってカードを見て見たら、3ヶ月後の日付が書いてありました。たぶんこれが、足りない書類をまた準備する期間の3ヶ月の延長ビザなんだと理解しました。リオちゃんいわく、ビザの前のビザなんだそうです。それから「仕事不可」の文字も書かれていました。でも、「仕事はしちゃダメだけど、仕事探しと、契約まではしてもいい。でも実際に働いちゃだめ」とのこと。

よく分からないが、でもでも、仕事探ししていいんだ…!!ドイツのクライアントの仕事を営業するにも、ビザがないと営業できないじゃん。っと思ってたから、これで旅行者とはちょっと違うステージに行けて、しかも契約ができればあとは許可もらうだけだから、実質仕事していいよ!て意味じゃない?!とポジティブにも考えてしまいました。

実際はまだまだやることはいっぱいで、今後どうなるか分からないですけど…。この後もまた大変なこと続きで、本当にどうなるか分からないですが。 地道にやっていこうと思います。

 

一緒についてきてくれたリオちゃんには、本当に本当に感謝です!ドイツ語はもちろんのこと、お姉さんと会話したのはほとんどリオちゃんなので、間に入ってくれたことが大きかった。わたしが直接お姉さんからダメ出しされていたら、ショックで心折れて立ち向かえなかったと思う。

一緒にがんばりましょう!! わたしの書類を助けてくれた「日本語ペラペラなドイツ人の翻訳サービス(hossyの日本語サポート付き)も行なっています。 つたないわたしのビジネスプランを、的確なドイツ語ドキュメントに作り変えてくれました。わたしが作ったA4のビジネスプランくらいなら、1枚1,000円くらいからと、破格です。(ちなみに英語もOK!)